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蚤の市便り vol.21 2005.7.30
タイプライター
ヴィド グルニエ
 スイス製の古いタイプライターを見つけました。きちんと動いてくれるかどうかは賭けでしたが、見た姿だけでも美しいので置いて帰ることができず、買いました。携帯用のしっかりとした箱に入っていて、下箱は外さないまま文字を打つ事ができるようになっています。家につくなり早速白い紙を巻き込んで文字を打ってみました。クラヴィエ(キーボード)の配列はパソコンとほぼ同じ。フランス語用はAQZSMなど少しだけ英式配列と違うところがありますが、パ ソコンを英字で打っている人にはさほど難しくありません。

 ひと文字打つのに、ガッシャン!と音が響きます。机がかすかに揺れるほどの振動も。いろんなところにちいさなつまみがあって、余白の調整用、リボンの位置調整用、大文字小文字の変換用などです。何の調整なのかわからないボタンもいくつかついているので、知っている人を見つけて教えてもらわなければと思っています。

 文字が紙の端までくると、チンとかわいい音がします。薄くて軽いパソコンのキーボードに比べると力とコツが必要で、美しく打ち上げるには リズミカルに一気にやるのが良い感じ。ひとつひとつのクラヴィエが深く「あそび(作動するまでの動きの余裕)」が大きいのです。日本では車のブレーキなどにこの「あそび」という言葉を使いますが、フランス語でも全く同じ表現をします。このクラヴィエには、JEU(ジュ=遊び、ゲームの意)がたくさんあるからしっかり打たなければ、、というように。

 古い映画に出てくるガチャガチャ、、チーンというスピードで打てるようになまでには少し時間がかかりそうです。想像以上に状態が良くてきちんと動いてくれるので、しばらくは遊んでみることにします。(Y)
ヴィド グルニエ ヴィド グルニエ ヴィド グルニエ
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