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蚤の市便り vol.18 2005.4.30
木にさわろう!
 縁起をかつぐという考えは世界のいろんな国にかならずあるようです。日本ではどんなことをご存知ですか?フランスでよく耳にする縁起かつぎにtoucher du bois!(トゥーシェ デュ ボワ:木をさわって!)という言葉があります。例えばこんな会話です。

 「明日、面接があるの、うまく話せるといいんだけど」
 「大丈夫 君このところずっとついてるし、ほら!木をさわって!」

 と身近にある、木でできたものに触れるのです。テーブル、椅子、木箱などなど何でも効果があるそうです。(おまじないですから)よつ葉のクローバーはフランスでも幸福のシンボルです。それから同じように幸運のお守りとして「馬のてい鉄」や「うさぎの足」(これは本物なのでよく見るとちょっとグロテスク)など キーホルダーにして身につけることがあるようです。

 てんとう虫も幸福を運ぶかわいらしい生き物と考えられていて、てんとう虫を見つけたら指先に乗せ、そっと上から息を吹きかけます。てんとう虫が羽を広げて飛び立てばその日は晴れ、そして幸運がやってくると言われています。

 ほかにもいろいろありますよ。朝起きるとき右足から立ち上がると、より元気な1日が過ごせる!とか、もしテーブルに13人の友人が集まることがあればお皿は14人分セッティングするなど。こちらはキリストの最後の晩餐のシーンから来ています。少し似たニュアンスのものに、家族で食事をするとき家族の人数にひとつ足した数のお皿をテーブルに用意するいうことがあります。これは貧しい(おなかをすかせた)人のためのお皿と呼ばれ、不意のどんな来客にも暖かい食事をもてなす準備をするという考えです。

 ラントマンショップで開催中の木の椅子の展覧会にいらしたら、しっかりと木肌にふれてくださいね。きっと幸運が舞い降りてくるはずです。木を扱う職業の
方に悪い人がいないのは、もしかすると木がもたらす恩恵のひとつなのかもしれないと私などは本気で信じています。(Y)
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