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蚤の市便り vol.13 2004.10.27
ショコラ
 フランスに来たてのころ、スーパーマーケットのチョコレート売り場の大きさに驚嘆したのを思い出します。街をあるいていても 「chocolat(ショコラ)」という単語がすれ違う人々の会話のどこからか聞こえてくるんですよ、冗談ではなく本当に。

 フランス人の生活からは切り離せない食べ物で何気ない会話のなかにしょっちゅう登場するのがショコラ。大人も子供も男も女もみんなショコラ好き。もちろんおじいちゃんやおばあちゃんたちだってショコラに対する愛は枯らしません。(画像:ショコラ選びに真剣なおばあちゃんをちょっと失礼して撮影)私はいままでチョコレートが嫌いだというフランス人には会ったことがありません。秋になって気温が下がってくるとますます美味しくなりますね。
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 ノワールというブラックチョコレートはカカオが70〜80パーセントも入っていてとても濃厚。私にはちょっと苦くて大人の味、甘さはありません。ショコラ オ レ というミルクチョコは口で溶かすときの至福感が最高。そのほかにも数えきれないほどの種類のショコラがお店の棚に天高く並んでいます。(売り場画像の端に脚立が用意してあるのをご覧になれますか?お客さんが上るためのものです)

 ノワゼット(ナッツ)入りやオレンジピールの入ったものはいつも定番で人気。ミント風味やココナッツ、チェリーがぎっしり詰まったものとかコーヒークリーム、ヌガーのつぶつぶやキャラメルフォンダン入り、ダンテルと呼ばれる薄い小麦粉の生地を折り畳み中に入れたもの、ショコラ ブランというホワイトチョコ。。etc
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 それぞれに自分のお気に入りのチョコレートメーカーがあるようで 「ショコラはどこのメゾン(メーカー)が好き?」と聞くとこだわりのある答えが返って来て面白いんです。LINTS、COTE D'OR,NESTLEなどのグランドメゾン(大きなメーカー)を筆頭に各社かなり工夫を凝らして競い合っています。この季節は新製品デビューの時期で、スーパーでも新しいパッケージのショコラが輝かしく並び始めました。たまに試食させてくれるお姉さんも立っています。ショコラのボルテージはこれからノエルまで上がり続けます。

 アンティークコレクターのなかにもショコラ系のものを集める人たちがいます。フランスの老舗、ショコラムニエールの小さなカードなどはとても人気。ショコラについていたおまけのカードだったものですがコレクションするためのノートなどもあってなかなか奥が深そうです。美味しいショコラを食べたくてカードが集まったのか、カードが欲しくてショコラを買っていたのか、どちらにしても甘くてかわいらしいお話です。(Y)

**画像はスーパーマーケットのチョコレート売り場、ショコラムニエール社のカード(白雪姫シリーズ)とカード帳
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